2009年11月09日

「犬と猫と人間と」を観て考えましょう

一人の猫好きな老婦人から依頼され、
「不幸な犬猫をなくしたい」という思いから作られたこの映画。
監督は飯田基晴氏。
撮影開始から4年もかかり、
老婦人は願い叶わず完成前に亡くなった。

この映画を観て感じたのは、人間の身勝手さである。
人間の都合で、
可愛がったり、しつけをしたり、虐待したり、棄てたり、
時には食糧にもする。
そして、年間30万匹も殺処分される犬と猫。

しかしそんな動物達を救う動物愛護センターのスタッフ、
河川敷で増え続ける猫達を支える人達、
犬捨て場といわれた場所で100匹の犬を世話するボランティア、
その姿に救いを見出した。

また、一番感動したのは、
公園で棄てられた4匹子犬たちにお年玉で餌を飼って上げていた小学生たち。
貰い手が集るイベントで、やっと1匹だけ貰い手が現れ連れて行った。
その時の、子供たちの喜びに震える顔と流す涙。
今思い出しても私の涙腺が緩むほどのシーンでした。

しつけがなかなか出来ないやんちゃな白犬「しろえもん」の可愛さは
サイコーでした。
一方、殺処分される檻の中で、絶望的な視線でカメラを見つめる犬の姿にはいつまでも胸が痛む。

ペットといわれる動物達の現実と将来を一緒に考えませんか。

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posted by シネパラ at 22:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

おいしい映画「南極料理人」

厳寒の南極観測基地で1年間共に過ごす、
8人の隊員達の楽しくおいしい物語です。

堺雅人が、料理人として食事を作ります。
「かもめ食堂」や「めがね」などで、
映画の中の料理シーンを際立たせた、
フードスタイリストの飯島奈美が、
またまた魅せてくれました。

おいしそうな料理が次々と食卓を飾ります。
隊員達の食べっぷりも見事です。
映画の資料に、出演者があまりにも料理がおいしくて
「カット」が出ても食べ続けたという話が載っていました。

映画を観ているうちにお腹がグーグー鳴ってきます。

伊勢えびフライに、和牛のローストビーフ、
そしてフレンチコース料理など。
でも一番おいしそうでたまらなかったのは、
「ラーメン」でした。
映画観た人なら、必ず賛同してくれますよね。

映画が終わった後、
即ラーメン屋に直行しました。
食欲が満たされて本当においしかった!!!

映画は、上質なユーモアで腹の皮がよじれるほど笑わせてくれます。
またひねりのあるペーソスもイイ感じでした。
32歳の芸達者な沖田監督と8人の役者たちに、
観客がすっかり料理されてしまいました。

満腹な日曜日でした。

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posted by シネパラ at 23:58 | Comment(3) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

蓮池薫さんの話を聞きました

昨日は、十日町産業フェスタの併設企画としとして開催された
拉致被害者の蓮池薫さんの講演会に行って来ました。
わずか車で1時間の柏崎で起きた拉致事件には、
関心が高く大変な人出で立見まで出ました。

蓮池さんは、
拉致された場面から、北朝鮮での招待所での生活。
その後祐木子さんと再会結婚したこと。
子供たちと過ごした隔離された家での苛酷な暮らし、
そして24年後の突然の帰国などについて、
とつとつと思い出すように話していました。

その内容は、メディアなどには出ていない初めて聴く話ばかりでした。
それにしても壮絶な生活の中でも、
未来を見出そうとする生き方には勇気をもらいました。

一刻も早い、拉致被害者の全員救出を願うばかりです。



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posted by シネパラ at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

「ディア・ドクター」「セントアンナの奇跡」から読み取る

「セントアンナの奇跡」はただの戦争映画ではなかった。
最も苛酷な前線イタリアのトスカーナに送り込まれた、
第92歩兵師団の黒人だけの部隊の物語である。

秀作である。
監督はスパイク・リー、「マルコムX」が印象に残る。
セントアンナの大虐殺から逃れた少年の描写には胸が痛んだ。
感動的なラストシーンにまた胸が痛んだが、涙が流れた。

戦争にもある黒人差別。
「でもアメリカより戦場のほうが自由がある」
というセリフが、胸に突き刺さった。
10月30日まで上映しています。



「ディア・ドクター」を試写した。
ほんといい映画だった。
西川美和監督には、脱帽です。
今と過去の激しい場面展開を違和感無く伝えてくれる。
また人間描写が優れていて、
目や表情で表現する役者達がまた凄いのだ。
鶴瓶や瑛太も良かったけども、
私は余貴美子の演技が一番好き。

西川監督は「ゆれる」でアカデミー賞を総なめした女性若手監督。
「ゆれる」では津南でロケした吊橋での場面が、
かなり効果的に使われている。
やはり心理描写が見事な映画だった。

10月24日から11月6日まで上映しています。
ぜひ見にお越し下さい。


ところで、今日で中越地震発生からちょうど5年目です。
怖い思いしたこと、車の中での避難生活など思い出しました。
ずっと忘れられない傷です。

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posted by シネパラ at 23:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

シネマ猫、雪ちゃんが交通事故死

隣の神社でノラ暮らしだったが、
雪の降る頃から建物南側に現れるようになった。
スタッフが餌を買って、可愛がっていた。
本格的な冬が到来したため,ダンボールでハウスを作って、
夜は寝に来ていた。
シネマ猫「雪ちゃん」と名付けて、
通りがかりの高校生や子供たち、宅急便のお兄さんや、
近所の人たちにまで可愛がられていた。
特に前に住むTさんは飼っていた愛猫が死んだのでと、
餌を大量に持ってきてくださった。

ホームレス猫だった雪ちゃんは、すっかりシネパラのアイドルとして、
招き猫として、南側庇の下のダンポール御殿に住みついた。
春になるとお腹が大きくなってきて、4匹の子供を産んだ。

三毛の2匹はすぐ貰い手が見つかったが、
白毛でブルーアイズのオス2匹の貰い手がいないため、
1匹を我が家に連れてきた。
しかし、16年も前からいるトトちゃんと相性が悪いため、
もう1匹と交換して様子を見ている。
「夢ちゃん」と「パラちゃん」と名付けて可愛がっている。

そして、雪ちゃんがまたご懐妊。
もうすぐ臨月というときに、車に轢かれて天国へ旅立った。
雪ちゃんは、生まれつき片目がない。
人懐こくて、誰にでも駆け寄る可愛い猫だった。
スタッフみんなが力を落とし悲しんでいる。

一人ぼっちになったやんちゃな夢ちゃんは、
しょんぼりして元気が無い。
彼もまたノラの道を辿るのか、
そしてこの冬を越せるのか心配です。

もし貰ってくださる方がいたら、ぜひ当館までご連絡下さい。

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生後半年、雄♂、白毛に青い目、尻尾と耳が薄茶、顔にも薄く模様あり。近々去勢する予定です。
里親募集中!




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posted by シネパラ at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

生き方の指南書    <館長>

映画の素晴らしさは言うまでもありませんが、
映画の中から考え方や生き方、人間関係を学べます。

特に不器用で、対人関係が下手な主人公には共感します。
一緒に傷つき、一緒に喜び、思いを自身に重ねます。


「レスラー」はまさにそんな映画です。
ミッキー・ロークは、ぶよぶよになった体に
ステロイドを使い試合に臨むレスラーを演じています。
若い時のミッキー・ロークは素敵だった。
特に「ナインハーフ」ではセクシーだった。
この映画では、不器用なレスラーであり父親であるランディが、
最後に見せる命を賭けるシーン。
思わず目を覆ってしまった。
そしたら、終わっていた・・・。


久しぶりに空の上の映画鑑賞をしてきました。
まず「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」を観ました。
前作より体を絞ったトム・ハンクスが、
ヴァチカンを舞台に迫力ある役柄を演じています。
最後の最後まで結末が分からないも面白かったでした。

次に2001年のアメリカの旧作ですが、
「海辺の家」を観ました。
末期がんを宣告された父と、反発してきた息子の交流の物語です。
その他彼らを取り巻く人間模様には興味を引かれました。


そして「剣岳 点の記」。
前評判が良かっただけにがっかりしました。
剣岳と立山連峰の大自然の凄さは、
力量ある撮影監督のカメラで充分表現されていました。
またキャストも達者揃いで言うことはないのですが、
なぜか全く感動しませんでした。
多分私の中で、
「八甲田山死の行軍」の
吹雪と闘う行軍の苛酷な場面が
強く残っているせいかも知れません。
「天は我々を見放した・・・!!!」
という有名なセリフと共に、
記憶の奥に深くに入っています。


「60歳のラブレター」は地味な映画ですが、
心に染み入るものでした。
それぞれの夫婦や親子のあり方や、
ズバリ生き方などがたくさん詰まっています。
残念ながらもう30分くらいのところで
デシダル機器が使えなくなり、
結末は分かりませんが、
きっとそれぞれが道標を見出せたと信じています。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



話は変わって今週火曜日、
福岡市のある映画館などの複合施設を運営している
大資本の会社の方が、
当館の話を聞きたいと大挙していらっしゃいました。
開館して20年、
今では多くのシネコンの乱立などにより環境が大きく変化しており、
今後の映画館事業を模索したいということでした。

でも「どうしてまだ実績もないチッポケな当館へ?」と思ったら、
ホームページなどで、活発に話題を提供しているし、
ロビーなどの活用や会員組織など運営方法について
話を聞きたいとのことでした。

1年10ヶ月前までは全くの素人ですので、
お役に立てるかどうか分からないことの
言い訳を述べ、一通り拙い説明をしました。
その後は、こちらから逆質問をし、
色々参考にさせてもらいました。
いずれにせよ、全国各地の単館系の映画館が苦しみながらも
一生懸命努力していることを知り勇気付けられました。

ありがとうございました。



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posted by シネパラ at 17:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

『色即ぜねれいしょん』前売券発売中!

shikisoku_p200[1].jpg

『色即ぜねれいしょん』今秋上映決定!
みうらじゅんの自伝的小説を田口トモロヲが映画化!
青春は、もやもやするほど、ドキドキする。
“青春”ד旅”ד音楽”僕の世界が少しずつ変わりはじめる。

原作:みうらじゅん
監督:田口トモロヲ
出演:渡辺大知(黒猫チェルシー)/峯田和伸(銀杏BOYZ)/
岸田繁(くるり)/堀ちえみ/リリー・フランキー/臼田あさ美
主題歌:『どうしようかな』渡辺大知・峯田和伸・岸田繁


前売特典

色即2.JPG色即.JPG

前売特典は懐かしのカセットテープになります。
どうやら田口トモロヲ・みうらじゅん・渡辺大知のコメントが入っているようですが、残念なことにプレイヤーを持っていないので確認できませんたらーっ(汗)
数には限りがありますので、お早目にお買求め下さい。


<<色即ぜねれいしょん公式サイト>>



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posted by シネパラ at 12:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 副館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『しゃったぁず・4』再上映が決定しました


shutters_p200[1].jpg大地の芸術祭正式出展作品『しゃったぁず・4』の再上映が
決定しました。

夜のみの上映で、ご不便をおかけしました。
そんなわけで、1週間だけお昼に帰ってきます!!

上映日程:10月10日(土)→10月16日(金)
上映時間:15:00〜16:30
※10月15日(木)は休館日ですのでご注意下さい。

監督:畑中大輔
出演:池内万作、油井昌由樹、八名信夫、高橋直樹、ちはる



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posted by シネパラ at 10:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 副館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

シルバーウィークの過ごし方?

シルバーウィークが終わりました。

まず「キルト展」に観光客が多く来館しています。

それと何と言っても凄いのが「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の賑わい振りです。
私はこの映画はまだ見ていないし、どんなものか分かっていないのですが、
今まで来館したことのない層の若者達が来てくださるのが、
とても嬉しい事で感激しています。

次に「ウルトラミラクルラブストーリー」です。
奇想天外の自然人間(松山ケンイチ)が、
元カレの傷心を抱いて青森の田舎町にやってきた町子先生(麻生久美子)に
勝手に抱く恋心を描いた、底抜けに愉快なラブストーリーです。
全編が徹底し青森弁で語られるため、
時々意味不明の場面もあるほどです。
でも観ているうちに青森弁のリズムと魅力にはまってしまいます。


極めつけは「愛を読むひと」でした。
アカデミー賞を席捲した「タイタニック」で一人ケイト・ウィンスレットだけが無冠でしが、
ついにこの作品でウアカデミー賞主演女優賞を手にしました。
15歳の少年が体験したひと夏の出来事が、彼の生涯の生き方に影響を与えることになる。
中盤の戦争が絡むシーン、終盤の衝撃なシーン、そしてラストは考えさせてくれます。

好きな場面は、少年マイケルが声に出して本読んでやるところです。
若く響く声と、それを嬉しそうに聴くハンナの表情が印象に残りました。
今年の洋画部門ではベストの心に残る映画でした。



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2009年09月16日

祭が終わって

50日間の「大地の芸術祭」がついに閉幕しました。

妻有の大地がアートに彩られた夏でした。
私も作品鑑賞ツァーで巡りましたが、
数の多さとエリアの広さで、見過ごした作品が多くありました。
そして初の「映画プロジェクト」による上映協力、
あっという間でした。

13日にファイナルイベントとして、
「しゃったぁず・4」の制作者たちと俳優の高橋直樹さんを迎えて
最後の舞台挨拶がありました。
監督以下感無量の様子でした。
芸術祭でこの作品に巡り会えて心から感謝しています。

その2回の舞台挨拶の間を縫って「まつだい農舞台」での
閉会式に駆けつけました。
寒い雨の中でも、みんなが達成感に満ちた笑顔で楽しんでいました。
総合ディレクター北川フラムさんは、
すべての防波堤になりながら
アーティストと市民を見事導いてくれました。
報道では40万人の集客があったとのこと、大成功です。

このアートを見た人は誰もが驚き、
そしてそれを内面的に捉えています。
こんなアートって他に知りませんね。
まだ継続展示している作品もあると聞いています。
ぜひ観にいかれてはいかがでしょうか。

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posted by シネパラ at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする