2008年03月22日

少年が成長する、清涼感溢れる作品

チャーリー・メイン.jpg

今日は、春の爽やかさにぴったりな作品、
『チャーリーとパパの飛行機』をご紹介します。


身体の中を爽やかな風が通り抜ける感覚を覚えるこの作品。
誰もが体験したことがあるであろう父親との約束が
ある日突然叶わなくなってしまう、受け入れがたい現実・・・。

突如動き出す、パパから貰った飛行機の模型。
嬉しくなかったはずの飛行機は、いつしかチャーリーの
腕の中にあった。



(どうして僕が観られる映画を作らないの?)
『倦怠』『ロベルト・スッコ』の監督、セドリック・カーンが
自身の息子にこう言われ制作することになった本作品。
作中に出てくる父親はカーン本人の姿であり、
作品を通して子供たちへの想いが伝わってくる気がします。


この作品のキーポイントになる模型の飛行機。
劇中ではチャーリーを乗せて大空へ飛び出しますが、
現実では考えられません。こう言ってしまうと
夢がなくなってしまうかもしれませんが、
ファンタジー作品であっても、また他のどのジャンルの作品にしても
リアリティがあってこそ、観客は引き込まれるのだと思います。

では、飛行機は何のなのか?と自問しました。
子供だけが見ることのできる空想の世界?
しかし、周りの大人も飛行機が飛ぶのを目の当たりにしています。
では何故、模型の飛行機が飛ぶのか・・・。

これは私見なので、是非皆さんにも実際にご鑑賞いただいて
感じていただきたいのですが、飛行機は一つでありながら
一つの抽象ではないことに結論が達しました。

それは、チャーリーの飛行機、パパの飛行機、ママの飛行機、
そして周りの人々の飛行機。
パパの死とそれを突き付けられたチャーリー。子供が死を
どのように受け入れるのか、そしてその過程を周りの大人は
どのように見守るのか。チャーリーの心を飛行機へと
投影し、周りの大人がどのように見守っていくのかを
表現しているのだと思います。


美しいフランスの大自然の中、一人の少年が一回り成長する物語。
父親の死をきっかけに母子の絆は強く結ばれ、子供の成長を
肌で感じる母親。そして二人に残された父親の愛。
子供の目に映るファンタジー、そして大人にはノスタルジックを
植え付けてくれると思います。

心の中を吹き抜ける爽やかな風、作品を観終えた後に
感じてみては如何でしょうか。

また、この作品にはある有名映画にオマージュを捧げた
シークエンスがありますが、その映画が何なのか
探ってみるのも面白いかもしれません。

4月4日までの上映です。
皆様のご来場をお待ちしております。
posted by シネパラ at 16:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 支配人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

「ブラブラバンバン」は最高!

ブラブラバンバンメイン.jpg


今日から作品が変わりました。

そのひとつ「ブラブラバンバン」を観ました
封切ロードショーは県内では当館だけです
昨日新潟日報でも紹介されました

新潟・長岡・三条・柏崎とそれぞれの地から
きてくれた友人と一緒に笑いながら楽しみました
音響と椅子を褒めてくれた上
面白かった、スカッとした、など高めな評価をもらいました
長岡の友人はシネパラマニア会員証の二つ目の
スタンプに喜んでいました

2回目上映の受付に
高校生が大勢並んでいるではないか
楽器を持ってくるか楽器を持っている写真を持参すると
200円割引で見れるというささやかな特典が
十高の吹奏楽部の生徒たちでした。

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次々と写真でなく携帯画像を見せてくれます
若いっていうことはいいな
今度は彼らの「ブラバン」を聞きたいな
posted by シネパラ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

ボランティア

週3回は来館してくださる若い常連さんがいるんですが、

なんと先日、雪堀を手伝ってくれたんですよ。

もちろんボランティアです!

朝から夕方までかかって気になる雪を一掃です!

最近晴れることも多いので、このまま春になっちゃえばいいんですが????

今度夕飯でもご馳走しようかと思っています。

またのご来館お待ちしています!
posted by シネパラ at 17:42| Comment(1) | TrackBack(0) | スタッフ 樋口 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

『犯人に告ぐ』

犯人に告ぐサブ2.JPGつい先日にお正月を迎えたかと思ったら、早いもので3月です。
まだまだ寒いですが、少しずつ春に近付いていることを実感している
今日この頃です。

さて、今日は『犯人に告ぐ』を紹介します。

昨日からの上映ですが、シネパラ初のミステリー映画です。
週刊文春2004ミステリーベストテン第1位、2005年大藪春彦賞受賞と    
数々の名誉に輝いた目の離せない作家、雫井脩介のベストセラー小説の映画化です。

何といっても、この映画の見どころは【劇場型捜査】という斬新なアイデアにあります。
捜査責任者がテレビに生出演、そして直接犯人に語りかけるという前代未聞の捜査。
1億3千万人が見つめるなかで主人公の巻島刑事がどのように犯人を追い詰めていくのか
緊張感が高まっていきます。

今回の主演を演じるのは、益々渋みの増してきた豊川悦司。
『君は僕をスキになる』で映画デビューを飾り、数々の映画又はテレビドラマに出演している
皆さんご存じの人気俳優ですが、今月都内で公開される映画『接吻』では今回とは正反対の猟奇的な殺人犯を見事に演じており、さらに役者として熟してきたように思える私が最近注目している俳優です。
高身長にモデルのような容姿は、公務員のイメージとはかけ離れた感じもしたのですが、
スクリーンに映った様子はまさに現場の刑事です。

6年前の事件で心に傷を負った巻島刑事は、突如今回の児童連続殺人事件の捜査責任者に任命され、
再び現場の第一線へ復帰する。そして、ブラウン管の向こうにいる殺人犯を挑発するかのような言動にマスコミと警察は加熱していくわけですが、この映画の素晴らしいところは犯人を追うだけじゃなくそれに絡まる利権がリアルに描かれているところです。また、刑事でありながら一人の夫であり父である巻島刑事の心の揺れも作品に信憑性を持たせています。

見えない犯人"BADMAN"の影を追う巻島刑事+警察+マスコミの三重奏が織りなすミステリー映画の傑作『犯人に告ぐ』。最後まで飽きさせない脚本と意外な展開は、観る者をスクリーンから離さないことでしょう。

3月14日までの上映です。皆様のご来場をお待ちしております。
posted by シネパラ at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 支配人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする