2013年10月27日

「ローマでアモーレ」

ウッディ・アレン監督の最新作「ローマでアモーレ」は、
腹の底から笑いがこみ上げて来る映画。
ローマが舞台の4組のカップルの物語だか、
一癖も二癖もある仕掛けが面白くで厭きさせない。

元オペラ演出家(アレン監督)がローマに住む娘の婚約者の元へ
アメリカから飛んでくる。
そして葬儀屋の父親のテノールを聞き、舞台に引っ張り出す。
このエピソードには爆笑してしまう。

とにかくすべて、ローマを舞台に楽しめる映画です。
役者もすごいです。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ、
スペイン人アカデミー女優ペネロぺ・クルス、
アレン作品でおなじみジュディ・ディヴィス、
「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ、
葬儀屋にはファビオ・アルミリアート(オペラ歌手)がテノールで盛り上げた。

考えられない波乱が起き、そして収まる。
コメディって凄いって思いました。




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posted by シネパラ at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月14日

「天のしずく〜辰巳芳子いのちのスープ」

辰巳芳子はただの料理研究家ではない。
哲学者のような切り口と表現力で、素材や料理や生き方を語る辰巳芳子に
初めから終わりまで観る者を引きつけられる。

辰巳芳子は、鎌倉の家の庭で摘んだ野菜や葉物や果実を丹精込めて仕上げる。
中でもスープには、時間をかけ心を砕き静寂の中で作り上げる。
これを『いのちのスープ』という。

一般の人を始め、終末医療に関わる医師や看護師など、多くの人が鎌倉のスープ教室を訪れる。
このスープを口にすると、誰でもこれを深く味わい心安らかな表情になる。
そして、ハンセン病で子供の頃から長島で療養生活を送る
宮崎さんとの出会いには心を打たれる。

今、自分が生かされていることの意味まで感じさせてくれる映画である。

この映画のパンフレットには、
スープのほか心に残る料理のレシピが付いているのが嬉しい。

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posted by シネパラ at 13:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

「少年H」

この映画はグラフィックデザイナーでありイラストレーターで著名な、
妹尾河童(せのおかっぱ)の同名の自叙伝が原作である。

神戸に住む肇ことHは洋服店を営む父と愛情溢れる母、
そして妹の好子の4人で幸せに暮らしていた。
しかし、戦争の足音と共にその暮らしが崩れていく。
父は外国人から洋服の仕立ての注文を受けているという事と、
クリスチャンという事でスパイ容疑で捕まる。
ひどい拷問を受けて帰って来た父は心を無くしたように人柄が変わる。

中学校では勉強の代わりに厳しい軍事教練の毎日。
Hはどこに正義を見出せばいいのか分らなくなりだんだん不満が募っていく。
そして神戸での空襲で町や家、そしてミシン、すべて失ってしまう。
戦争が家族のささやかな幸せを奪っていくことに、
耐えられなくなり、やがて怒りに変わっていく・・・。

戦争に翻弄されながらも、信念や愛情を持っていき抜いた家族の物語である。
水谷豊と伊藤欄夫婦が実際の夫婦を初めて演じているのも、配役の妙であった。
そして何と言っても、
主人公Hを演じた吉岡竜輝くんの体当たりの演技に心を打たれた。

「いったい戦争とは何のために?」と問いかけてくる映画だった。
本当に「なぜ?」って問い続けたいと思っている。





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posted by シネパラ at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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