NGOモヨ・チルドレンセンター主宰松下照美さんの
舞台挨拶がありました。
長岡出身で長岡在住の小林監督は、腎臓病で体調が悪い中来館。
松下照美さんは、
15年前からケニアでストリートチルドレンの支援活動をたった一人で行っています。
「チョコラ!」は、極貧のスラム街で生きるストリートチルドレンを追った作品です。
監督はこの映画から、
この国の問題を浮き彫りにするのではなく、
ただひたすらケニアの子供たちの群像を描きたかった
といっています。
舞台挨拶後、お二人もみなさんと一緒に鑑賞し、
サイン会では一人一人質問に丁寧に答えていました。
その後は体調が限界ということで、すぐ長岡に戻りました。
ケニアでは撮影中にも「コバさんの体が良くなりますように」と、
子供の祈りの場面で言っていました。
子供たちにすっかり信頼されていたんだと納得です。
「チョコラ!」で私を圧倒したのは、子供たちの目と笑顔です。
反抗して泣いていた子供が、
一転して笑顔に変わる場面は心が虜にされてしまいました。
打ち上げは、松之山に住む監督の写真家仲間たちの「地炉」という山荘にお誘いいただき、
松下さんとともに参加しました。
場所といい、集った人たちの素晴らしかったこと。
目が眩みそうでした。
都会地から松之山に住み着いており、
農業と、かや職人をやっている達人達の集まりでした。
元職は、報道カメラマン・写真家・著作家・映像研究所職員、
そして松之山に嫁ぎ専業農家で本を出版した人、
趣味が蕎麦打ち職人の津南町の人、
十日町からは草木染作家夫妻など多士済々で、
話がメチャクチャ面白く尽きません。
松下照美さんの話は凄いです。
夫を交通事故で亡くし、その後脳梗塞に。
そして大手術で再起し、単身ケニアに渡って15年。
一人で始めたことが、少しずつ支援者が現れ現在に。
今学校建設のため募金活動を行っています。
自分のことに対して全く無欲の熱い活動家です。
気が付くと日付が変わりそう。
慌てて携帯を取り出すと「圏外」でした。
翌日松下さんたちとシネパラで再会。
毒舌写真家からいただいた松之山を撮った写真集は、
限りなく優しく、
昨夜浴びた暴言は、たちまち水に流しました。
埼玉から来たという若い女性は、
かやぶきに興味をもち数年前から通っているとの事。
私は、この素晴らしい達人達が、
この地に住んでいることをまったく知りませんでした。
もっと地域の方々と交流できたらと思いました。
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もう一人、目が眩みそうな人に会いました。
新潟お笑い集団NAMARA代表の江口歩さん。
「地産地笑シリーズ」のイベントのプロモーションに
立ち寄ってくださいました。
降りてゆく生き方のイベントで以前知り合いになりました。
江口さんとの話がまたまた盛り上がり楽しみました。
今度シネパラで、
NAMARAとジョイントで何かやりたいなと考えています。
ということで大変多忙でしたが充実した日々でした。
「チョコラ!」上映は金曜までです。
お見逃しなくお越し下さい。

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