2013年02月04日

ジム・ローチ監督「オレンジと太陽」

ケン・ローチ監督を父に持つジム・ローチの初監督作品。
イギリス最大のスキャンダルといわれる「児童移民」の真実を明らかにした
一人の女性の実話を描いた衝撃の作品である。

社会福祉士として働くマーガレット・ハンフリーズは、
幼い頃船に乗せられてオーストラリアに送られたという女性からの話しを聞いた。
「私が誰なのか調べてほしい」と頼まれた。
それがすべての始まりだった。
調べていくにつれ、親に捨てられたと思い込んでいた子供たちが、
オーストラリアに送られ児童虐待や強制労働をさせられていた。
なんと13万人の子供たちが、英豪両国政府承認の上送られていたというのだ。

マーガレットは、離ればなれになった数千組の親子を再会させるという
気も遠くなるような仕事を成し遂げた。
オーストラリア教会の強い圧力も撥ね退け、
当事者たちによる協力も取り付けた。
胸がつぶれそうな子供時代のエピソードが、
ドキュメンタリー映画の様に次から次に語られていく。

マーガレットの調査のおかげで、
2009年にオーストラリア首相が、
2010年にはイギリス首相が事実を認め正式に謝罪したという。

この強い信念を持った女性には敬服するばかりだ。
この女性は、過去の過ちを変えることが出来ることを実証してくれた。


もっと詳しく知りたいので、原作本「からのゆりかご」をAMAZONに注文したところです。




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posted by シネパラ at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館長 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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