2013年12月20日

「ちづる」と赤崎監督

話題のドキュメンタリー映画「ちづる」の上映がはじまった。
ちづるさんは重度の知的障害と自閉症を持つ赤崎監督の妹である。
彼は妹の存在をずっと友達に隠してきた。
今になってどのように伝えて良いかわからなかったのだ。

それで大学の卒業制作に妹を撮ることにした。
1年に渡り追い続けた家族にしか撮れない映像が映し出される。
ちづるさんの天衣無縫と言って良いキャラクターは、
とても魅力的である。
破天荒で繊細であるがスイッチが入ると時には凶暴にもなる。

登場人物は他に、お母さんと、監督の兄、そして犬のバナナだけである。
無邪気に振る舞うと思うとトタンに落ち込む、そして母との言い合いと腕の挌闘。
予想不能の行動にみんなが振り回されるが憎めない。
やがて母と監督との将来についての話し合いが延々と続く。
そして、あっけない結末に。

母と娘が毎日のことだが、飲み物を買いに自動販売機に向かい道を駆ける。
そこで初めての音楽が。ピアノの旋律が心に迫ってくる。
涙か止まらなかった。
現実にある親子の姿、理屈ではなく感動が襲った。

その後の赤崎監督の講演会の語りは、ひたひたと胸に迫ってくる。
映画の撮影とともに赤崎監督も成長した記録ではないのかなと感じた。
今、母娘が幸せな日々を送っていることを信じている。

この映画によって、障害者への理解を深めることになればと、
快く後援を引き受けてくださった十日町市福祉課に感謝いたします。




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posted by シネパラ at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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