2009年05月16日

3作品がスタートしました

『チョコラ!』
『シェルブールの雨傘』
『ロシュフォールの恋人たち』

この3作品が本日よりはじまりました。
サイズの調整や試写など、普段の3倍増しでしたが、
無事にスタートが切れてよかったです。



『シェルブールの雨傘』
『ロシュフォールの恋人たち』
言わずと知れた不朽の名作です。

色づかいの素晴らしさには、溜息がでます。
女性の方なら、きっと憧れてしまう
可愛い部屋や、ファッション。
これぞ、ザ・フランスです。

そして、カトリーヌ・ドヌーヴ!
あの美しさは、いったい何でしょう?
男性の方は、彼女の虜まちがいなしです。



そしてもう一作品は『チョコラ!』です。

長岡市在住の小林監督、
『阿賀に生きる』では撮影をされてました。

今回は、アフリカはケニア共和国で暮らす
ストリート・チルドレンを追ったドキュメンタリーです。
病身をおしての撮影は、想像以上のものだと思います。

世界の片隅にある現実。
厳しい環境で力強く生きる子どもたちの姿に、
月並みですが、とても考えさせられます。

17日(日)は、小林監督と作品の中にも登場する、
モヨ・チルドレンセンターの松下輝美さんが
舞台挨拶にご来場くださいます。
貴重な機会ですので、ぜひご来場ください。
















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2008年08月09日

2008・夏

熱い日が続いてますが、夏バテなどされていないでしょうか。
オリンピックも始まり、熱気倍増の2008年夏です。

本日から、作品が入れ替わります。

「西の魔女が死んだ」
「ネコナデ」
「花はどこへいった」

が本日初日を迎えます。

ひと夏をおばあちゃんと過ごしながら成長していく少女の物語。
眼尻が下がってしまう程に可愛い子猫と鬼部長の秘密の生活。
ベトナム戦争が残した傷跡と今も闘う人々の姿。

明日まで上映の「モンテーニュ通りのカフェ」、11日から
上映の「嵐を呼ぶ男」と加え、幅広い方々にご鑑賞いただける
ラインナップになったと思います。

明日10日は、「花はどこへいった」の坂田監督トークショーです。
枯葉剤被害者の日でもある8月10日。坂田監督の作品を通しての
想いを是非、肌で感じていただけたらと思います。


皆さまのご来場をお待ちしております。






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2008年07月18日

ベタ惚れです

080718_1535~0001.jpg

本日から上映いたします『幽霊VS宇宙人』。
怪しい雰囲気を醸し出しているポスターを
ご覧になられた方も多々いらっしゃると思いますが、
いよいよ満を持しての登場です。

お話をいただいたのは、まだ雪も残っていた頃でした。
「是非、新潟でも上映してください!」とのお言葉に、
さっそく作品を鑑賞させていただいた訳ですが、
感想から申しますと、この作品、イチ押しです。

この作品、清水監督『ロックハンター伊右衛もん』と
豊島監督『略奪愛』の二本立て。出演陣には、
山中崇、宮下ともみ、高橋和也、そして人気お笑いコンビの
ハリセンボンなど、豪華な顔ぶれになってます。

この作品の一番の売り(私見ですが)、それは突き抜けたまでの
シュールさだと思います。四谷怪談をここまで発展させてしまった
両監督の感性は皆さんの奥底に眠るワクワク心を必ず
呼び覚ましてくれるはずです。

また、シュールさだけでなく、随所に観ることのできる
シネマトグラフィーの美しさは、映画を撮る方にも参考に
なるのでは?と思います。

劇場を後にする時は、必ず頭に「吸ってもいいじゃない」が
リフレインしていること間違いなしのこの作品。
レイトでひっそりと、しっかりと笑っていただけると思います。

また18日と25日には先着3名様に監督直筆パンフレットを
プレゼントいたします。(公式HPには25日は2名様と
なっておりますが、ご好意により3名様になりました)

皆様のご来場、心よりお待ちしております。

上映日程:7月18・19・20・25・26・27日
上映時間:21:00














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2008年05月28日

時代の夜明け

これから夏にかけて、シネマパラダイスでの上映作品が次々と決定していますが、
本日は31日より上映『ALLDAYS 二丁目の朝日』をご紹介いたします。


ここ数年でしょうか、いわゆる“お姉系”タレントが活躍していますが
同性愛者であることをカミングアウトをすることは想像以上の勇気が
必要なのだと思います。自分にとっては正常であることが、社会的に見れば異常だというギャップ。
自分が同性愛者であることに気づくまでは、そのギャップが重くのしかかり
言いようのない不安にかられるのではないでしょうか。現在の寛容になってきたと言われる
社会でおいてさえ、100%には程遠くまだまだ多くの方々が苦しんでいらっしゃるのだと
思います。この作品は、昭和33年に売春防止法が施行されるほんの少し前のお話です。

現在の新宿二丁目といえば、ご存じのとおり“お姉さま”のお店が集まる
日本・世界最大級の歓楽街です。しかし以前は、明治の貸座敷から
大正の新宿遊郭へと続いていた風俗街でした。しかし、新宿遊郭は昭和に入り
戦火による焼失。やがて時代は戦後を迎え、GHQによる公娼廃止司令により
公娼制度が廃止されていきました。その後も赤線地帯として存続していた新宿二丁目でしたが、
昭和33年の売春防止法により長く続いた遊郭としての歴史に幕を下ろしたのです。


異性に興味が持てない心優しい青年・真雄。同じ劇団の新人さと子から
熱い想いを打ち明けられるも拒んでしまう。ショックのあまり劇団から姿を消してしまうさと子。
真雄の頭に残る、戦災孤児として座長に拾われた戦時中、慰問先の満州で声をかけてきた
アイパッチの軍人。いつも優しく接してくれる八百屋の精さん。
それぞれが心に抱く、時代によって縛られた重石は解かれるのだろうか・・・。

これまでの作品が数多くの海外映画祭に正式招待され高評価を得ている映画界の奇才・
村上賢司監督が描く、戦後の新宿二丁目。ほんの少しだけ時代がずれたが故に社会から
腫れものとして扱われた人々が、己の生き方を貫き居場所を築きあげていく物語。

5月31日(土)より6月6日(金)までの上映です。
二丁目の朝日を体感してみてはいかがでしょうか。

サブ.jpg


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2008年04月02日

人生を豊かにするもの

眠りメイン1.jpg

本日は、『いつか眠りにつく前に』をご紹介します。


人生最期に、あなたは誰の名前を呼びますか。

二人の娘に見守られながら、病床に伏せるアン。
混濁する意識の中、彼女は“ハリス”という男性の名前を呼ぶのだが、
娘たちには初めて耳にする名前であった。
「ハリスと私がバディを殺したの」続いたアンの言葉に驚く娘たち。
アンが過ちの記憶とともに封印してきた40年前の記憶が静かに甦ってくる・・・。




この作品、ご存じの方も多いかと思いますが、
ヴァネッサ・レッドグレイヴ×ナターシャ・リチャードソン、
メリル・ストリープ×メイミー・ガマーと、二組の親子が共演しています。
それだけでも十分話題になる作品ですが、その事実を差し引いたとしても
重厚で美しく、映画作品として申し分のない出来になってます。

過去のあやまち。それは記憶の奥深くに封印しておきたい。
しかし、何よりも鮮明に甦ってくる記憶でもあります。
人生を進めていく過程に於いて、正しい事だけを選択していくことはできないもの。

そのあやまちを如何に消化していくのか。
それをきっかけにどの様に人生を豊かにしていくのか。
そして、どう伝えていくのか・・・。

最期には、その時には気付かなかったことが
やがて当時よりも鮮明に見えてくるのかもしれません。

過去、現在そして未来が繋がっていく。それは必然か偶然か、
美しいロードアイランド州の景色と誰一人見劣りしないキャストが
一人一人の人生に答えを出すきっかけを与えてくれると思います。



私の大好きな作品、『マグノリア』がふと頭をよぎったのですが、
人生を語る映画として同線上にある気がします。

最後に、豪華キャストにしてヴァネッサ・レッドグレイヴと
エイミー・ガマーの演技は見事でした。
しかし、女優陣が目立ちがちなこの作品のなか、
私はバディ役のヒュー・ダンシーが素晴らしかったと思います。
思い過ごしかどうか、これもまた私の大好きな作品である
『ザ・ゲーム』のショーン・ペンと重なって見えました。

4月5日より18日までの上映です。
皆様のご来場をこころよりお待ちしております。








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2008年03月22日

少年が成長する、清涼感溢れる作品

チャーリー・メイン.jpg

今日は、春の爽やかさにぴったりな作品、
『チャーリーとパパの飛行機』をご紹介します。


身体の中を爽やかな風が通り抜ける感覚を覚えるこの作品。
誰もが体験したことがあるであろう父親との約束が
ある日突然叶わなくなってしまう、受け入れがたい現実・・・。

突如動き出す、パパから貰った飛行機の模型。
嬉しくなかったはずの飛行機は、いつしかチャーリーの
腕の中にあった。



(どうして僕が観られる映画を作らないの?)
『倦怠』『ロベルト・スッコ』の監督、セドリック・カーンが
自身の息子にこう言われ制作することになった本作品。
作中に出てくる父親はカーン本人の姿であり、
作品を通して子供たちへの想いが伝わってくる気がします。


この作品のキーポイントになる模型の飛行機。
劇中ではチャーリーを乗せて大空へ飛び出しますが、
現実では考えられません。こう言ってしまうと
夢がなくなってしまうかもしれませんが、
ファンタジー作品であっても、また他のどのジャンルの作品にしても
リアリティがあってこそ、観客は引き込まれるのだと思います。

では、飛行機は何のなのか?と自問しました。
子供だけが見ることのできる空想の世界?
しかし、周りの大人も飛行機が飛ぶのを目の当たりにしています。
では何故、模型の飛行機が飛ぶのか・・・。

これは私見なので、是非皆さんにも実際にご鑑賞いただいて
感じていただきたいのですが、飛行機は一つでありながら
一つの抽象ではないことに結論が達しました。

それは、チャーリーの飛行機、パパの飛行機、ママの飛行機、
そして周りの人々の飛行機。
パパの死とそれを突き付けられたチャーリー。子供が死を
どのように受け入れるのか、そしてその過程を周りの大人は
どのように見守るのか。チャーリーの心を飛行機へと
投影し、周りの大人がどのように見守っていくのかを
表現しているのだと思います。


美しいフランスの大自然の中、一人の少年が一回り成長する物語。
父親の死をきっかけに母子の絆は強く結ばれ、子供の成長を
肌で感じる母親。そして二人に残された父親の愛。
子供の目に映るファンタジー、そして大人にはノスタルジックを
植え付けてくれると思います。

心の中を吹き抜ける爽やかな風、作品を観終えた後に
感じてみては如何でしょうか。

また、この作品にはある有名映画にオマージュを捧げた
シークエンスがありますが、その映画が何なのか
探ってみるのも面白いかもしれません。

4月4日までの上映です。
皆様のご来場をお待ちしております。




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2008年03月02日

『犯人に告ぐ』

犯人に告ぐサブ2.JPGつい先日にお正月を迎えたかと思ったら、早いもので3月です。
まだまだ寒いですが、少しずつ春に近付いていることを実感している
今日この頃です。

さて、今日は『犯人に告ぐ』を紹介します。

昨日からの上映ですが、シネパラ初のミステリー映画です。
週刊文春2004ミステリーベストテン第1位、2005年大藪春彦賞受賞と    
数々の名誉に輝いた目の離せない作家、雫井脩介のベストセラー小説の映画化です。

何といっても、この映画の見どころは【劇場型捜査】という斬新なアイデアにあります。
捜査責任者がテレビに生出演、そして直接犯人に語りかけるという前代未聞の捜査。
1億3千万人が見つめるなかで主人公の巻島刑事がどのように犯人を追い詰めていくのか
緊張感が高まっていきます。

今回の主演を演じるのは、益々渋みの増してきた豊川悦司。
『君は僕をスキになる』で映画デビューを飾り、数々の映画又はテレビドラマに出演している
皆さんご存じの人気俳優ですが、今月都内で公開される映画『接吻』では今回とは正反対の猟奇的な殺人犯を見事に演じており、さらに役者として熟してきたように思える私が最近注目している俳優です。
高身長にモデルのような容姿は、公務員のイメージとはかけ離れた感じもしたのですが、
スクリーンに映った様子はまさに現場の刑事です。

6年前の事件で心に傷を負った巻島刑事は、突如今回の児童連続殺人事件の捜査責任者に任命され、
再び現場の第一線へ復帰する。そして、ブラウン管の向こうにいる殺人犯を挑発するかのような言動にマスコミと警察は加熱していくわけですが、この映画の素晴らしいところは犯人を追うだけじゃなくそれに絡まる利権がリアルに描かれているところです。また、刑事でありながら一人の夫であり父である巻島刑事の心の揺れも作品に信憑性を持たせています。

見えない犯人"BADMAN"の影を追う巻島刑事+警察+マスコミの三重奏が織りなすミステリー映画の傑作『犯人に告ぐ』。最後まで飽きさせない脚本と意外な展開は、観る者をスクリーンから離さないことでしょう。

3月14日までの上映です。皆様のご来場をお待ちしております。


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2008年02月25日

映画が上映されるまで(後編)

東京では春一番が吹いたようですが、週間天気予報を見る限りでは
十日町に春はまだ遠いようですね。ただ、晴れていると心地が良いので
あと一息なのかな〜と、ちょっぴりウキウキしています。


前回(かなり時間が経ってしまいましたが・・・)、プリントを繋ぐまでをお伝えしましたが
今回はその出来たプリントを映写機にセットしてみようと思います。


映写機.JPG
映写機は2台で1セットです。これは1台がダメになった場合の予備として、
もう一つは長尺の作品やロードショウの為に前・後編と分けた時の為です。
スクリーンに対して左側が1号機、右が2号機です。
全ての映画館を知っている訳ではないのですが、ミニシアターなら恐らく全国共通だと思います。

DSCF1017.JPG
映写機の下にリールが2つセットできるようになってます。後ろのリールから前のリールへ巻き取るわけです。プリント自体は、ぐるっと映写機の前を包むようにいったん上まで行って、それから映写機の中心を進んで行きます。プリントの左右にはパーフォレーションと呼ばれる穴が開いてますが、その穴に歯車を噛み合わせます。ちなみに、8・16mmのプリントにはパーフォレーションは片側しかありません。

DSCF1015.JPG
写真の中央付近にある小窓(分かりますか?)を通ったコマがスクリーンに映ります。

DSCF1003.JPG
レンズはSD(スタンダード)・EV(ヨーロピアン・ビスタ)・AV(アメリカン・ビスタ)・CS(シネマスコープ)の4種類があります。その内3種類はこのようになってます。残りの一つは必要に応じて付け替えます。

DSCF1013.JPG
シネスコの時はこのように望遠レンズが付きます。

DSCF1020.JPG
ここはドルビー・デジタル作品の時に通します。
ここから光が出て、デジタル信号を読みます。
いまだに不思議なのですが、どう読んだら音が出るのでしょう・・・。

DSCF1024.JPG
映写機の後方部の箱です。
中身は何でしょうか?


DSCF1025.JPG
中身はランプでした。点灯時に開けるとかなり眩しいです。眩しいだけで済むとも思えません。
このランプ、実は一番気を使います。古くなると、光がゆらゆらとして焦点が定まらなくなります。
そうなってくると交換時期なのですが、素手で触ったランプを点灯させると、手の脂で爆発します。


駆け足でしたが、これがおおまかな映写機の様子です。
他にもフレームやピントの調整など、映写技師に休息はありません。

DSCF0990.JPG
最後に、映写室からの劇場の様子です。
ここからの眺めは最高ですよ!!









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2008年02月05日

『歓喜の歌』

寒い日が続きますが、風邪などひかれてませんか?
本日はそんな寒い日に心温まる作品、今週末より上映の『歓喜の歌』をご紹介します。

気付くのか、気付かないのか。ほんの些細なことでも、その違いだけで大きく変わることはあると思います。
ちょっとしたアイデアで爆発的なヒット商品を生み出したり、生活の流れが大きく変わったり
普段の生活の中にはその「ちょっとしたこと」がたくさん眠っているのかもしれません。
そして、私たちもその事を見落としがちになっているのかもしれません。
主人公の飯塚主任は、誰もが持ち合わせている心の隅に潜んだ偶像だと思います。
彼に降りかかる災難(自分で撒いた種ですが)は、誰にでも起こりうるようなことばかりです。
家庭も仕事も何かしっくりこない。それにすら気付いてないような主任。
そんな彼が見落としていた事に気付いた瞬間、彼の人生の歯車が動き出します。
そして歯車は一つでは動きません。それに触発されたように他の人物にも伝染、
物語はクライマックスへ向かっていきます。
歓喜サブ.jpg

飯塚主任を演じるのは小林薫。周知の俳優さんですが、ダメダメ主任から一転、目の輝きを取り戻す様の演技はまさに熟練が成せる技です。
コメディ部分もお手の物で、作品を通しての安心感があります。
そして、もう一人は安田成美。こんな奥さんがいたら就業後は直帰するだろうなと思わせる可愛さを未だ備えている女優さんですね。困難も前向きに捉え決して諦めない、明るい性格を持つ主婦を演じていますが、            
その明るさがスクリーンからひしひしと伝わってきます。

大晦日の前日に起こった大事件が一人の人間を変え、それが広がりさらに多くの人を変えていくこの作品。誰もが新たな気持ちで新年を迎えたいと願う気持ちと相まって素直に心に届いてきます。
まだまだ寒い日が続きますが、心の中から暖まりませんか?

2月9日〜29日までの上映です。ご来場を心よりお待ちしております。



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2008年01月30日

映画が上映されるまで(前編)

今回は一本の映画がどの様に上映されるのかをご紹介したいと思います。
今日は前篇ということで、プリントの到着から繋ぎまでを綴っていきます。

さて、皆さんはどんな形でプリントが届くのかご想像できますでしょうか?
コンテナ1.JPG
このようなコンテナと呼ばれる革製のバッグに入って来ます。
実は、プリントが入っている状態だと結構重く、初めて持った人は
確実に「ウッ」と声を出してしまいます。
DSCF0923.JPG
中身はこんな感じです。一般的にはだいたい6・7缶ぐらいでしょうか。
ちなみにこれは『アンパンマン』です。自分が見た最高の缶数は
『ウエスト・サイド物語』の11缶です。
DSCF0924.JPG
缶を開けると、プリントがこの様な状態で入っています。
これで、だいたい20分ぐらいの尺です。
DSCF0927.JPG
これは、リワインダーと呼ばれるものです。これを使ってプリントを
繋ぐ作業をします。左右にある車輪みたいなの(左側は見えますか?)がリールです。
左の小リールから右の大リールへ巻いていきます。
DSCF0930.JPG
小リールに先ほどの一缶分のプリントを装着しました。
DSCF0932.JPG
プリントの前後には、このように「ヘッド」+「カウント」と「テイル」が付いています。
「カウント」は11・10・9・8・・・と文字通りカウントが焼かれているプリントです。「ヘッド」と「テイル」には本編のプリントを保護する役割があります。
DSCF0963.JPG
この写真だと見えづらいですが、プリントの手前が黒くなってます。
この部分に紫の線が2本入ってますが、ここがサントラです。
また、一コマ一コマの間隔や幅でシネスコやビスタなどのサイズも分かります。
ちなみに、一秒が24コマで撮影時に24コマ以上の速さで撮るとスローモーション、
それ以下で撮るとファストモーションです。
DSCF0934.JPG
これは、繋ぐ際に使用するものです。マジックやはさみ、マーカーはお馴染みですが、
で〜んとしているのは、スプライサーと呼ばれるものです。
これで、プリントを繋いだり切ったりできます。繋ぐのはスプライシング・テープを
使います。パッと見はセロハンテープみたいですが、似て非なるものです。
DSCF0940.JPG
このようにセットしたら、テープを繋ぎ目に貼ります。
DSCF0941.JPG

そしたら、ガチャンと抑えます。これを両面(裏面は中心をずらし)行うと
プリントは繋がります。細かい事は他にもありますが、基本は全プリントをこのように繋いで一つにします。
DSCF0973.JPG
これが完成形です。ロードショーで複数回数一日に上映する時や
120分を超える作品は前後半に分けます。また、前半の頭に予告を付けて完成です。

これが大まかな繋ぐ作業です。次回はこれを映写機に設置してみたいと
思います。


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posted by シネパラ at 19:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 支配人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

作品紹介

特集上映も終わり、プリントとの格闘も一段落しました。
あんなにあったプリントも、今の映写室はスッキリして
整然としています。ところで皆さんは、映画のプリントが
どの様に送られてくるのかご存じでしょうか。
今度、この場をお借りして一本の映画が上映されるまでを
ご紹介したいと思いますので、楽しみにしていてください。

今回は『パンズラビリンス』と『ヘアスプレー』をご紹介します。
今日から上映の『パンズラビリンス』。アカデミー賞を始め
各国の映画祭で数々のタイトルを受賞している作品です。
ジャンル分けをするならこの映画はファンタジーなのですが、
普通のファンタジーではありません。紹介の仕方を間違えると
観る前に面白さが半減してしまうので慎重にいきますが、
内容はとても深いです。私の大好きな小説家、
スティーブン・キングが『オズの魔法使い』以来の
ベスト・ファンタジーと称賛しています。
『オズの魔法使い』が陽だとすると、『パンズラビリンス』は
間違いなく陰です。「陰」だと言うと敬遠されてしまう方も
いらっしゃるかもしれませんが、「陰」が映えるのは
「陽」があるからであり、作品の中での「陽」と「陰」の
バランスが絶妙で主人公オフェリアを通して見事に反映されています。
主人公のオフェリアが切に願った幸福とそれをあざ笑うかのように
彼女に突き付ける辛い現実。彼女が出会う妖精や
羊の容姿を持つパンの意味するところとは・・・
純粋なほどに残酷と表現されているこの作品。劇場を後にする時、
皆さんの心に深く印象づけられていると思います。

続いては『ヘアスプレー』です。ただいま上映中ですが、
この作品は底抜けの明るさを持っています。
ミュージカルに不可欠なものと言えば音楽とダンスですが、
とてもゴージャスで心踊らされます。そんな私も最初の数分で
あっという間に映画の世界に引き込まれのめり込みました。
この作品を形容するなら、楽しさが詰まった
踊るジューク・ボックスです!!作品の中には人種差別の問題も
取り上げられていますが、それに立ち向かっていく人々の心強さや
前向きな姿勢、数々のトラブルに見舞われて落ち込んでも、
周りの支えで復活していく主人公のトレイシーも
天真爛漫で非常に魅力的です。
しかし、何といっても『グリース』や『サタデー・ナイト・フィーバー』など、
ダンス映画の金字塔の顔だったジョン・トラボルタがとても素晴らしいです!!
当時の彼と言えば、まさに引き締まった体に危険な香りがする
ナイスガイでしたが、今回はお母さん役!!
しかも、とても可愛らしいビッグ・ママです。
これだけでもこの映画を観る価値はあるのですが、
ミシェル・ファイファーやクリストファー・ウォーケンなど、
脇を固めた俳優たちが更に盛り上げています。
トレイシーの夢と恋は叶うのか?エンターテイメント満点のこの映画、鑑賞後は心温まりウキウキ気分で劇場を後にできること請け合いです。

『パンズラビリンス』は2月8日、『ヘアスプレー』は2月1日までです。是非ご来場下さい!!

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2008年01月02日

雪景色

皆さん、あけましておめでとうございます。
今年一年が、皆さんにとって素敵なものになるように願ってます。

年末に突如降り出した雪。ほんの数日で、まさかここまで積もるとは思いませんでした。
そして人生で初めての雪かきを体験しましたが、おそらく雪かき半分、雪遊び半分だったかも
しれません。

話はちょっと遡って30日の夜になります・・・
降りしきる雪の中、念願かなって雪上に寝転んでみました。

―闇の中を彷徨う雪。そして外灯に浮かび上がるのは色を失った世界。
さらに冬と夜の支配者は色彩だけでは物足りず更には音も呑まんとする。
ただ、この耳に届くのは静けさの音だけ―

そんな事を考えながら思い描かれた情景は『エターナル・サンシャイン』での1シーンです。
氷上でも見上げたのは星空でもありませんでしたが、冬の張りつめた空気の中
密かに楽しむ感覚とはこんな感じだったのかなと思いました・・・

支配人.jpg
(1/2撮影)

映画で雪中を歩くシーンの音を作る際、袋に詰めた片栗粉を押し当てて出すんですよね。
今まで検証する機会もなかったのですが、実際に雪道を歩くと本当にそんな音がするのですね。
目から鱗が落ちました・・・


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2007年12月26日

新生活 <支配人 亀川>

皆さん、はじめまして。支配人の亀川です。

実は、今月の初めに新潟に引っ越して来た新潟新人です。
映画館と一緒に新潟生活をスタートさせた訳ですが、
南国育ちの僕には寒いです。限りなく寒いです(汗)
初めての新潟をいきなり冬から迎えるのは、
円周率を割り切るぐらい大変かもしれません(超汗)

所変われば品変わるではありませんが、
生活していく中で新しい発見が色々とありました。
先日、居間に置いていたミカンが冷凍ミカンになっていた時は
かつてない出来事にテンションが上がりました。
道路から水が噴き出しているのも初めて見ました。
壊れているのか、たまに勢いが強いところもありますよね。
避けたところで道路が水浸しな訳ですが・・・
結局、しばらく左足の靴が湿ったままでした。

と、新しい発見や出来事に新鮮な毎日を送ってます。

これからは、定期的に上映作品の紹介や映画館での出来事を
皆さんにご紹介していきたいと思います。
ですので、どうぞよろしくお願いします!!









































































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